くそ真面目で愛すべき「イギリス人」たち 「ジョニー・イングリッシュ」(2003年・イギリス)

TSUTAYAのネット宅配レンタル、無料お試しキャンペーン実施中!




監督 ピーター・ハウイット
出演 ローワン・アトキンソン 、 ナタリー・インブルーリア 、 ジョン・マルコビッチ 、 ケビン・マクナリー 、 ベン・ミラー 、
ティム・ピゴット=スミス

「Mr.Bean」でおなじみのローワン・アトキンソンが、
「007」などのイギリスのスパイものをパロったコメディーです。

「Mr.Bean」はほとんど台詞がありませんが(なんかしゃべってる音声は小さくされてますね)
「ジョニー・イングリッシュ」はいちおう台詞があります。
ちゃんとスパイアクションストーリーの映画になってます。

でも、やはり彼の演技のウリは顔芸とか体の動きなんですよね。


ダンディーなつもりのドジっ子スパイと、
彼の周りの人々の反応がとてもいいです。
個人的には彼の部下が好き。
ボスよりずっとまともで優秀な情報部員なのに、
ボスを決して馬鹿にせず、心配な時はいっしょうけんめいフォローしてる。
犬のように忠実で素朴!



Rowan_Atkinson,_2011
引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Rowan_Atkinson

美女が登場して主人公と絡むのも007と同じですね。
この女優さんはホントにセクシー!清純・素朴でありながらエロティック。
おっぱいや足を露出しない、胸も腰もお尻も大きすぎないのに、顔だけで色っぽい。
任務に忠実なハードボイルドな女なんですよー 
最高です。


【ナタリー・インブルーリア】
この画像はイマイチだと思いますが、映画ではホントに綺麗でした!


借りたの8月だからいいかげん返却して次を…
と思ったけど、もう一回観たいシーンがあったからまた再生。
結局ぜんぶ観てしまいました。

この映画のよさはストーリーじゃないってことですね。
映像が魅力的なんです。
ローワン・アトキンソンの表情や体の動きもだけど、
彼を取り巻く善良なイギリスの人々の表情もとってもいい。
「イギリス人」を描いた映画だなあと思います。


女王陛下や大司教の話し方や口調はまさに美しい「クイーンズ・イングリッシュ」「キングズ・イングリッシュ」だった。
間違って王冠をかぶせられてしまったローワンの話し方もキングズ・イングリッシュになってた(笑)





彼のいろんな演技の見本市でもありました。
Mr.ビーンとはまたちょっと違う「おまぬけ」キャラ、
敏腕スパイ、イギリス的ダンディー、アホな独身男、そして「王様」。
幅広い演技力を持ってることがよくわかりました。

ダンディーを演ずればちゃんとかっこよく、王様を演じればちゃんと王様に見える。
おまぬけ上司役も、味のある愛すべき中年男性だった。
(さすがに老けましたが、かえっていい男になりました)
Mr. ビーンはちょっとキモいところがありましたが、
あれも演技だったんでしょうね。
そういえばローワンはかなりのインテリらしいですね。
オックスフォードじゃなかったかな…
ローワンとよく共演してる男性もその頃の学友だったと記憶。

イギリスの風景もよかったです。
墓場、車道、戴冠式の大聖堂、バッキンガム宮殿、テムズと大観覧車。
イギリスを訪れたことのある人、イギリス好きな人には、
なにげなく出てくる風景も味わい深いはず。
イギリスのちょっと曇った空の下、広場の大画面で戴冠式の様子を見守る人々も含め、
「あーイギリスっていいなあ…」
と懐かしくなりました。


6379540_a8ee0d903a.jpg
引用元:https://www.flickr.com
映画のナタリー・インブルーリアのイメージに近い画像はコレかな…


好きなシーン
ローワンの演技はずっと見どころ続き。
その他、女性も魅力的でした。
冒頭に出てくる女エージェント。
戴冠式でひざを曲げた優雅なお辞儀をするヒロインや、
ドタバタシーンを「まあ…」と上品に驚きつつなりゆきを見守る正装の中年女性たち。
男性で好きなのは、ローワンの部下と、
戴冠式でローワンにパンツ脱がされてしまう可哀相な大司教。
広場の群集もよかった。
「どうなってしまうんだ…」と思いながら、静かに大画面を注目してる表情。
アメリカ人が同じ状況になったら派手な反応をするだろうなというところで、
感情をおさえた反応をするところが「さすが紳士淑女の国…」と思いました。
騒がないけど、派手な表情もしないけど、すごく雄弁な表情を持ってます。

敵はフランス人。
イギリスとフランスの歴史を感じますね。
フランス人はイギリス人を「ちっちゃい島国の野蛮な奴ら」と見下し、
イギリス人はフランス人を「気取ったウェイター」と馬鹿にする。
海を挟んで隣同士だから交流も理解もしつつ、
「英国vsフランス」というライバル関係は健在なのかなと面白かったです。


気楽に観られると思ってレンタルしましたが、
意外とハマる映画でした。
これはかなり「お気に入り」「おすすめ」になります。
英語字幕(聴覚障害者用なので場面説明もあり)に設定できるので、
英語の勉強にもなります。


なんと、2011年に続編も公開されています!







まだ観ていないのですが、なかなか面白そう。
こちらのブログのレビューで知りました!

コメディ映画「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」笑える映画で元気が出る!あらすじ、感想。 - キシマの映画日和

TUTATA DISCASでレンタルもできますよ♪

ミルカ 2013年・インド BHAAG MILKHA BHAAG/RUN MILKHA RUN

TSUTAYAのネット宅配レンタル、無料お試しキャンペーン実施中!




ジャンル アスリートドラマ/ヒューマンドラマ/戦争ドラマ/ミュージカル/恋愛ドラマ
監督   ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ
脚本   プラスーン・ジョーシ
音楽   シャンカル・マハデヴァン、イフサーン・ノーラニー、ロイ・メンドンサー
出演   ファルハーン・アクタール、ソーナム・カプール、ディヴィヤ・ダッタ、アート・マリック、ジャプテージ・シン、パヴァン・マルホトラ、プラカーシュ・ラージ、ヨグラージ・シン

東京オリンピックにも出場したインドの陸上選手、ミルカの生涯を描いた映画です。

私はアスリートものにもオリンピックにもほとんど興味ないんですが、
予告編を観て面白そうだなと思ってレンタルしました。
観てよかったですよ!
スポーツに関心ない人でも楽しめる内容です。

インドとパキスタンの歴史に翻弄されたミルカ少年が、
いかに陸上選手として急成長し、インドのヒーローとなったか。
インド・パキスタン分離の歴史の影でなにが起こっていたか、
よくわかりました。

重いエピソードもあるんですが、
シリアスすぎず、1人の難民の成長・成功物語となっています。
いかにトラウマを克服していくか、
いかに困難に打ち勝っていくか、というテーマで観ることができます。

少年時代の仲間とのシーン、
ミルカの恋、
指導してくれた上司やコーチとの熱い人間関係。
ライバルから足を怪我させられるのは
「トウシューズに画鋲を入れられるバレリーナ」みたいにベタなエピソードですが、
そういうことも実際にあったんでしょうね。

ミルカが恋する女性がとても魅力的です。
恋愛ものとして観られるシーンもあります。

しかし、何よりも、男の世界の熱い友情が、私はいちばん印象に残りました…
いろんな友情エピソードが出てきます。
少年時代から成人後、成長後まで。
ラストあたりに出てくる旧友との再会はほんとに感動的でした。

マッチョな男性のセミヌードもけっこう出てきます(笑)
女性とゲイには眼の保養になるかも。
インド人にもいろんな民族がいますが、
ミルカを演じているファルハーン・アクタールはインドの大人気俳優だそうで、
甘すぎない(濃すぎない!)マスクにアスリートを演じられるだけの肉体美の持ち主。
汗まみれのシーンも素敵でした。

インド・ムービーにはお約束のダンスシーンもあり!
エスニックでノリノリの音楽もイイ感じです。
初めて飛行機に乗った時の騒動は笑えました。
その他の見どころとしては、
ヒマラヤでの高地トレーニングのシーンでは、風景が美しかったです。

感動でき、楽しめ、勉強になる、かなりオススメの映画でした!





グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独(2009年・カナダ)GENIUS WITHIN:THE INNER LIFE OF GLENN G

TSUTAYAのネット宅配レンタル、無料お試しキャンペーン実施中!

ジャンル ドキュメンタリー/アーティスト伝記ドラマ/ヒューマンドラマ
監督 ミシェル・オゼ 、 ピーター・レイモント
撮影 ウォルター・コエルベット
出演 グレン・グールド、ジョン・ロバーツ、ウラディミール・アシュケナージ、コーネリア・フォス、ローン・トーク




映画予告編 (グールドの演奏を少し聴くことができます)




バッハの「ゴルドベルク変奏曲」を新しい解釈と表現で弾いたことにより音楽界の寵児となった天才ピアニスト、グレン・グールドの生涯のドキュメンタリー映画です。

グールドはカナダのトロント生まれ、幼い頃は田舎で育ったようです。
ニューヨークで華々しいデビューを飾るも、カナダを離れる気はなかったとのこと。
映画にもカナダ西部の紅葉や湖水など、美しい風景が多く登場します。

グールドはクラシック音楽家にしては、ルックスやキャラクターで売られた面が大きいです。
テクニックや芸術性も素晴らしいものですが、キャラが立ちすぎているのが幸にも不幸にも働いたのではないかと思います。
ハンサムで長身なこと、ガラスのように繊細なキャラクター。
コンサートやレコーディングには常に低い椅子を持ち歩く、怪我を恐れて握手はしない、真夏でも厚着に手袋などの奇行。
死後にドキュメンタリー映画を作れるほど写真や動画がたくさん残っているのは、レコード会社がフォトジェニックな写真や動画をたくさん撮影したことにもよります。
家庭での映像や、ピアニストとして以外の仕事の様子も残っているので、本人も自分を記録することに関心があったのかもしれませんが。

グレン・グールド1
http://www.crest-inter.co.jp/glenn_gould/



生前の彼と親しかった人々がインタビューに何度も登場して、グールドを語ります。
彼のユニークさの思い出とともに、ほとんどの人が「変人ぶりばかりが有名になったが、彼は普通の人間だった」と強調していました。
でも、彼を直接知りえない一般の人間から見た彼は、やはり愛すべき奇人変人だったとしか思えません。
平凡な人間は、芸術家やスターに非凡でいて欲しいと思うものです。
芸術の才能だけでなく、作品以外の面でも。

他の記事で紹介した、モーツァルトの「トルコ行進曲 聴き比べ」のYoutube動画。
私がグールドを知ったのは、その動画でした。
他のピアニストに比べて圧倒的にハンサムでかっこいい写真が多いので、「どんな人だったんだろう」と興味を持ったのが正直なところです。
グールドのファンに怒られそうですが、音楽そのものの良さは、私にはまだあまりよくわかっていません。
モーツァルトだからいい、という感じで、「グールドが特にいい」とまでは感じていないです。
「グールドのトルコ行進曲も好き」ではありますが。
彼の代表的な演奏、デビュー演目でもあり晩年のレコーディングともなった「ゴルトベルク変奏曲」をもっと聴きこまないと、グールドの演奏そのものについてはあまり言えません。
バッハをピアノソロで聴くこと自体があまりなかったので、比較も難しいです。

この映画も、ドキュメンタリーなことを知らず、現代の俳優がグールドを演じたストーリーだと思ってレンタルしました。
若い頃のグールドを撮影した映像はとても魅力的です。
しかし、若い頃から心配な兆候が見られた頭髪は、晩年はやはり残念なことになっていました。
長髪だからよけい目立ってしまうんでしょうね… 顔があまり老けないこともあるかも。

グールドの残した録音についてはWikipedia グレン・グールド参照。
これによると、モーツァルトは嫌いだったらしいですね。装飾音を全部カットして極端にテンポを変えて演奏したとか。
でもソナタ全曲を録音してるそうなので、聴いてみたいと思います。


ダウンロード版




ジミー、野を駆ける伝説(2014イギリス・アイルランド・フランス)JIMMY'S HALL

TSUTAYAのネット宅配レンタル、無料お試しキャンペーン実施中! 監督 ケン・ローチ
脚本 ポール・ラヴァティ
音楽 ジョージ・フェントン
出演 バリー・ウォード、シモーヌ・カービー、ジム・ノートン、アンドリュー・スコット[俳優]、フランシス・マギー、アシュリン・フランシオーシ、ブライアン・F・オバーン


[DVD] ジミー、野を駆ける伝説

[DVD] ジミー、野を駆ける伝説
価格:3,833円(税込、送料別)



~~~~~~~~~以下、ネタバレありです~~~~~~~~~~~~~~~~

【あらすじ】
イギリスの支配と抑圧から独立を勝ち取ったアイルランド。
しかし、独立後のアイルランドで、民衆はカトリック教会と新政府の支配に苦しんでいた。
「アイルランドらしさ」を国民に押し付け、カトリック教会の独裁を善しとし、土地を持たない小作人や貧しい人々はアメリカに出稼ぎに行くか、仕事もなく学校や娯楽もないまま耐えるしかなかった。

そこへ、アメリカの不況を機に故郷へ帰ってきたジミー・グラルトン。
彼は10年前、自分の土地と財産を提供し村人有志とともに村民会館(ホール)を造り運営していた人物。
ホールでは伝統的な踊りや音楽、文学や絵画などを無償で教え、文化的な楽しみを人々の暮らしに与えていた。
しかし、「教育は教会によってのみなされるものだ」とされ、カトリック教会にはむかう無神論者だ、宗教を否定する共産主義者だと弾圧され、逮捕されそうになったジミーはアメリカに逃亡するしかなかったのだった。

10年たち帰国して、老いた母に寄り添って今度こそ静かに暮らそうと思っていたジミー。
10年前に別れるしかなかった恋人とも再会したが、人妻となっていた彼女とは心を通わせることしかできない。
しかし、ジミーの功績を知る村の若者たちから「ホールを再開して自分たちに楽しむ場所を与えてほしい」と熱望される。
かつての同志たちもそれを期待しており、ジミーは再びホールの再建を決意する。
よみがえったホールに村人が集い、音楽とダンスに熱狂する。
そこには、アメリカからジミーが持ち帰った新しい文化、ジャズもあった。
貧しい人々が団結し、意志を持つことを危惧した金持ちとカトリック教会の神父は、再びジミーとホールを規制しようとする。
ホールは危険なものではない、人々がともに楽しむことで皆善良になるのだと神父を説得しようとしていたジミーだったが、
地主から追い出されて幼い子供ごと家を失った小作人を助けるために力を貸して欲しいとIRAに依頼され、ついに活動家として実力行使の旗頭に立つことを決意。
小作人はもとの家に戻ることができたが、祝いのパーティーの夜にホールは警官たちに銃撃を受け、火を放たれてしまう。
ジミーには国外退去命令が下り、母の機転で逃亡して身を隠すも、隠れ家もついに見つかってしまったジミーは逮捕される。
老いた母と今生の別れをすることも許されずに手錠をかけられ、馬車で護送されるジミー。
そこへ自転車に乗ったたくさんの若者たちが駆けつけ、あなたの残してくれたものは忘れずに伝えていくと約束し、見送ってくれるのだった。

アイルランド修道院廃墟
Ancient Chapel Ruins - HDR by Nicolas Raymond




【感想】
アイルランドが貧しかったこと、イギリスに搾取されて苦しんでいたこと、アイルランドのカトリック教会はイギリスの新教徒に弾圧されていたことは、貧困のためにアメリカなどへ移民していったアイリッシュが多かったこと……
これが、この映画を観る前に私がアイルランドの歴史について知っていたことです。
添乗で何度かアイルランドへ行き、観光案内に必要な歴史的背景ということでお客様にもそうお話していました。
それは一面的な見方にすぎなかったことを、この映画で初めて知りました。

宗教と政治が絡み、複雑です。
この映画ではジミーは無欲でひたすら誠実な伝説の英雄として描かれていますが、実際にはどうだったかというと、諸説あるのではないかと想像します。
映画の感想なので、彼の功罪については、ここでは検証しません。

映画の中での彼は人々を政治的に感化させる意図をもつ「共産主義者」としては描かれていないと感じました。
他のアイリッシュと同じ程度の信仰心や、教会への敬意も持っていたように見えます。
ただ、時代的にも、労働者の権利や自由を自分たちの手で得ていこう、権利を主張しようとすると、どうしても共産主義と無縁ではいられなかったのだろうとも思います。
神の名のもとに貧しい人々の現状を黙殺しているカトリック教会のやり方に疑問をもつ、それだけで許されない異端とみなされる時代だったからです。

仲間のために立ち上がり、自分を犠牲にしても戦う。
老いた母を守って穏やかに暮らす、再会できた恋人のそばにいることを犠牲にせざるを得なくなることは予想していながら、
周囲の期待を裏切れなかった。
現代においては難しい生き方で、そこまで一貫した生き方ができることには素直に憧れを感じました。
周りの人々、特に母親と恋人も立派です。
個人的には息子に、恋人にそばにいてほしいと願うでしょうが、彼の「役割」の必要性を理解していたから、支え、ともに戦いました。






お母さんは太った農家のおばあちゃんですが、なかなか教養と知恵のある人でした。
神父や警官がやってきてもお茶を出して懐柔しつつ、時間を稼ぎつつ、息子を逃がす。
警官が息子を追いかけていけないようにドアの鍵をしめて鍵をブラジャーの中に隠し、「鍵をどこにやったかしら…わからないわ」ととぼけるところは、緊迫した場面でありながらもユーモアを感じました。
このおばあちゃんは後の裁判の席で発言を許され、素晴らしいスピーチをしています。
尊敬すべき偉大な母でした。

恋人の女性も、別れた時にはまだ若く美しかったのでしょうが、10年後の再会ではすでに2人の子の母となっています。
肌はおとろえて、笑うとしわが目立つようになっています。
それでも、別れてからずっと自分を思い続けていてくれたジミーに「きれいだよ」と言ってもらえるシーンはとても切なかったです。
2人ともお互いを愛していることはわかっていても、決して間違いは犯さない。
恋人の夫も、彼女の子供たちも、他人ではなく村の仲間だから。
2人に許されるのはダンスと抱擁だけ、キスさえ、しそうで、結局しませんでした。
純愛!

舞台はアイルランドののどかな田舎町だけ。
地味ではありますが、そういう風景の好きな人にとってはたまらないと思います。
氷河谷地形、弱い太陽光、泥炭を掘る風景、馬車に高く積まれた干草。
誰かの家の台所に集まる村人たちの気取らないパーティーの様子。
服装も野暮ったくて地味だけど、そこが素朴な味わいを感じさせてくれました。

アイルランドの修道院
Gc365day330 by Greg Clarke



ヴァイオリンとタップダンスはアイルランドの伝統芸能ですが、そのシーンも多く出てきて楽しめました。
天使のような少女が見事にヴァイオリンを奏で、軽快な足運びで踊る。
老いも若きも肩を組んで輪になって見事な息の合い方のダンス。
舞台衣装ではなく日常の地味な服装のまま華麗な音楽とダンスをするところが、個人的にすごくツボでした。
アイリッシュダンス、ケルティックダンス好きな人にも観てほしい映画です。

映画では、父親世代の男性1人と息子世代の青年2人で踊るシーンがありました。
腰が痛くて座ってるおじさんが、見てるうちにウズウズ…
「見てられん!俺にも踊らせろ!」と飛び入りしてきて、
時々、「あうっ!」と腰を押さえながらも踊るのをやめられなくて、
若者たちと腕を組んでクルクル回ったりしてました。


ダウンロード版
ジミー、野を駆ける伝説

ジミー、野を駆ける伝説
価格:432円(税込、送料込)










モーツァルト・トルコ行進曲聴きくらべ

TSUTAYAのネット宅配レンタル、無料お試しキャンペーン実施中!




演奏者によってかなり感じがちがって面白いですが、
どれを聴いても魅力的なのはやっぱり、神に愛された男・アマデウス・モーツァルトの曲だから!!

それにしてもグールドはかっこいいですね…
グールドの伝記ドキュメンタリー映画も観ましたが、
天使のような少年時代からセクシーな初老時代まで、とにかくフォトジェニックなグールドを見られました。

レビューはこちら。
グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独(2009年・カナダ)GENIUS WITHIN:THE INNER LIFE OF GLENN G


毛皮のヴィーナス(2013年・フランス)LA VENUS A LA FOURRURE/VENUS IN FUR

TSUTAYAのネット宅配レンタル、無料お試しキャンペーン実施中! ジャンル 心理ドラマ/エロス/恋愛/演劇
監督   ロマン・ポランスキー
脚本   デヴィッド・アイヴス
出演   エマニュエル・セニエ、マチュー・アマルリック



↑ コッチじゃなくて……(これはまだ観ていませんが、観たい)




↓コッチです。今回ご紹介したいのはこちら、ポランスキー監督・ヒロインはエマニュエル・セニエのほう。



レンタルDVDに入ってる予告編を観て、なんとなく興味を惹かれてレンタルしたんですけど……
これは観てよかった映画になりました。

【どんな映画か】

レビューを書くのが難しい映画でもありましたが……
言うなれば、
「演じているうちにその気になっていく心理」
でしょうか。

SM・サディズムとマゾヒズムの語源になったのは、Sがマルキ・ド・サド、Mがマゾッホ。
どちらも読んだことはないんですが、「毛皮のヴィーナス」という小説があることは知っていました。
エロ小説ではなく、文学であるらしいことも。
でも、読みにくい耽美小説なんじゃないかなと勝手に思っていて、実際に手に取らなかった。

今回、映画を観てから原作「毛皮のヴィーナス」について調べてみたら、
意外なことにけっこう短編らしいです。
それなら読んでみてもいいかな。



映画は「毛皮のヴィーナス」を原案として脚本・演出を手がける男とオーディションに来た女優の2人芝居です。
まさに、2人だけの芝居。
ろくに舞台装置もない中、そのへんにある前の芝居の小道具を2人で動かしたり、
ライトを調節したり、「ここはこんな風にやったほうがいい」とか議論しながら、
演出家が主人公の男の役を演じて女優のオーディション~いつのまにか通し稽古みたいな展開になります。

演じている人物と、実際の人物は、最初はまったく別物。
演じている途中でも地の会話があったり、電話がかかってきて中断されたりします。
それなのに、じわじわと、劇中の人物がリアルの人物を支配していく…


【みどころ】

オーディションに遅刻してきて泣いていた安っぽい女優が、
役になりきった途端に、気高い貴婦人に変わります。
あれは本当にみごとだった。
立ち方や動作、表情、しぐさだけで、人間はこんなにも違って見えるものなのかと……
エマニュエル・セニエは美人ではないと思いますが、ものすごい演技力がある魅力的な女優です。
今回の映画で初めて知りましたが。

毛皮のヴィーナス
画像引用元


そして、主人公を演じる演出家を演じる(あえてややこしい書き方しています。だってそういう映画だから)マチュー・アマルリック。
この俳優の表情の演技もすごい。
オーバーな演技ではなく、むしろ静かな変化なんですけど……

屈辱を与えられて歓喜する、って、言葉で聞いてもよくわからない感覚なんですけど、
マチュー・アマルリックの表現を観ると、なんだかわかってしまう。
虐げられているのに、なんて嬉しそうなんだ……!



虐げるといっても、この映画には暴力的なシーンはほとんど出てきません。
精神的な屈辱なんだけど、ちょっと逆らったことを口にして叱られた時の彼の
「お許し下さい」
と言う時の顔が……
ヨロコビに輝いてるんですよ!
あんな顔されるんならいじめてみたくもなる(笑)

マチュー・アマルリックも、特別イケメンというわけではないです。
背も大きくないし(ヒールをはいた女優より頭ひとつ低い)、若くもない。
演じる人によっては、かなり気持ち悪くもなるかもしれない役ですが、
繊細で神経質で理想主義なアーティストという、とてもピュアなキャラクターにふさわしい彼が演じると、
マゾ男がとても精神的で美しい存在に見えてしまいます。

マチュー・アマルリック
画像引用元



劇中の人物を演じている時の、ふたりのしぐさの美しさにはしびれました。
小道具がないのに、手の動きだけで、完璧に表現するんですよ!
スゴイ。
落語家もそういうのが得意だけど、フランス人もすごいんだなあと思いました。
そういえばパントマイムの伝統もありますよね、フランスには。
エレガントな手の動かし方、かろやかで繊細。

エロシーンは出てきません。
まったく出てきません。
(おっぱいポロリはありますが)



予告編では扇情的な切り取り方をして見せているけど、すべては美しい流れの中では自然でした。
靴をはいた爪先に口付けるとか、首輪にリードつけて引き回されるとかも、
いきなりそんなシーンを観ると「何がいいんだかわからない異常な世界」ですが、
映画を観ているうちに、それも美しい必然だとわかってしまうという……

感動したんだけど、レビューにどう書けばいいんだろうと悩んで、
数日、なにも書けなかったんですが…
けっこう書くことがありました。
たぶん、いろいろと未知なことを感じすぎて、混乱していたんでしょう。


【ポランスキー監督】

監督のポランスキーも、名前だけは知っていたので有名な人なんだと思います。
が、今回の映画しか観ていないので、監督については何も語れません。
今後、監督名で映画を探してみようと思える人であることだけは言えますが。


キネマ旬報 2015年 1月 1日号にもレビューがあるようです。


【関連記事】ポランスキー監督の別作品「おとなのけんか」レビュー
映画「おとなのけんか」まるで舞台劇なコメディ映画!あらすじ、感想。 - キシマの映画日和



【TSUTAYA DISCASを利用するメリット】

しかし、さすがTSUTAYA、売れ筋ヒット作品に限らず、かなり色々な映画をカバーしています。
私が利用しているのは、定額で宅配レンタルのサービス、【TSUTAYA DISCAS】です。
月にレンタルできる本数が決まっているので、
「次はどの映画にしようか」と探すようになり、いままで知らなかった映画にずいぶん出会えました。

ネット宅配レンタルTSUTAYA DISCASの良いところは、

・膨大な在庫の中から検索して、名前も知らなかったような映画に出会える
・店舗に行かなくても探せる・レンタル申し込める
・郵便ポストに投函される・返却期限なし・返却も郵便ポストに入れるだけ
・視聴履歴(レンタル履歴)をマイページでいつでも確認できる
・視聴履歴や、今後レンタルしたい映画リストから、その映画の詳細情報と利用者のレビューを見ることができる
・レンタルまではしなくていいけど詳細を知りたい映画について調べることができる
・レビューを通じて、他の映画好きな会員と交流できる
・たまに、動画配信無料クーポンもくれる
・Tポイントが貯まる
・定額・返却期限なしなので、安心。
・その月にレンタルできなかった分は翌月に繰越ができる
・8枚レンタルコース以上は、新作以外は無料で追加レンタルも可能
(返却しないと次は送られてきませんが、届いてすぐ観てすぐ返却するなら、3~4日に2本ずつ映画を観ることが可能)
・せっかく月額会員になってるんだから、ちゃんと利用しなきゃ!という良いプレッシャーがあるので、忙しくてもなんとか時間を作って映画を観ることを習慣化できる。
・映画だけでなく、音楽CDのレンタルも可能。


こんなにメリットがあるので、なかなかやめられません。
最初は30日間無料レンタルのキャンペーンで申し込みましたが、
無料期間が過ぎても利用を止めようとは思わなかったです。
毎月8本はさすがに観る時間が足りないので、3ヶ月目くらいから4本コースに変えましたけど。

無料お試しキャンペーン、いまでもやってます。
申し込んだことがない方は、ぜひ試してみるといいですよ!


アクセス解析

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
映画
225位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
107位
アクセスランキングを見る>>
広告


プロフィール

chi-yu

Author:chi-yu
ご訪問ありがとうございます。
感動した映画のレビューを書いています。

ブロともさん、相互リンクさん、募集中!
映画ブログでなくても歓迎です。

よろしければ
フォローお願いします ↓


気になる映画はこちらから探せます!       ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


楽天で探す
楽天市場
最新記事
カテゴリ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ようこそニャー♪
くろねこカウンター
観たい映画は見つかった?こちらから探せます!  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
楽天で探す
楽天市場